猫のベッドで昼寝して

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翻訳の傍ら脚本を書いてます。日常の書き溜め。

石田衣良さんの動画が面白いの巻(パート①「書き出し」)

小説家の石田衣良さんが、創作についての授業を行う「小説スクール動画」というものがネットに上がっていて。

無料だし、興味本位で見てみたのですが非常に面白かった!

参考になったのでご紹介します。

 

今日はパート①「小説の書き出し」について。 

小説はそもそも「書き出す」ところでいきなり躓いてしまう人が非常に多いんだそう。その要因は2つあって、

①「弁解」「説明」を書いてしまう

②不安になる

の2点とのこと。

 

詳しくみてみる。

 

①「弁解」「説明」を長々と書いてしまいがち。

書き始めるにあたって、小説の世界観や、登場人物の紹介、作者の意図などを書こうとしてしまう人が多い。

そして主人公の動き出しが遅くなってしまうんだそう。

 

なので、まずはこの「弁解」「説明」部分を全部カットする。

そして「動き」から書き始める。

(シナリオで言うところの、シーンに遅く入るってことなのかな) 

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( 衣良さん、授業めっちゃうまい)

物語は「動き」を中心に進め、弁解や説明は、その「動き」の中に入れるようにしましょうとのことです。

 

 

②不安になる

不安にも2パターンがありますと。

A「この小説は本当に面白いんだろうか?」

B「自分はこの世界(ジャンル)の事を知らない/書けないんじゃないか」

そして筆が止まる。

 

衣良さん曰く、Aについてはプロでさえも毎回思うことだから、気にしないこと。

そしてBの解決作はとてもシンプルだと。

 とにかく、その世界・ジャンルの本を1000冊以上(!!)読みなさいとのこと。

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※1000?嘘?比喩かな?って思ったら、衣良さんの目は本気(マジ)だった。

 

衣良さん曰く、新人の小説家は、デビューする前に超えないと行けないがある。

それはつまり、審査ジャンルの本を既に1000冊以上読んでいる担当編集者たちだと。

1000冊以上読んでいる彼らは変態だ。

そんな彼らを突破するには、彼ら以上にその世界に詳しくなり吸収した中で、自分が面白いと感じた手法を、また違う切り口で書かないといけない。

 

ただ1000という数は「デビュー前に読め」ということではなく、デビューした後も読み続けるべし!と言う事らしい。まあそれなら……なんとか。

 

「1000冊と言っても、10年だと1日1冊だしね。1時間120~130ページくらい」

「書く腕はなかなかあがらない。でも作品が面白いかどうかは見極められるようになる」と衣良さん。やっぱ発想が非凡。

 

さらに、日本の本ばかりでなく、洋書も読みましょうと。バランス良くね。

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そんな感じで……衣良さんのパート①まとめによりますと、

①書きたい世界・ジャンルの本を1000冊以上読んで

②出だしは「動き」から入って

③なるべく動きを中心に物語を繋いでいき

③読み終わった後「こんな考え方もあるんだな」と読者に思わせたら

即デビューだそうです。笑(やったー)

 

結構①がハードル高い気もしますが、ただ衣良さんのアドバイスは、才能というものに頼らない(頼れない)人にとっては、かなり実践しやす手法かもしれませんね。

 

そして「読む」ことは、ある意味才能なのかもしれない。(私はさすがに1000は無理や……)

 

気になる方は、是非ご本人の動画をチェックしてくださいまし!

~パート②へ続く~